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でわ
2021/07/19

同時期'75年のパティ・スミスわと言うと・・・

       Patti Smith - Horses('75 Arista)

デヴュー・アルバム
パティ・スミスってゴスのルーツとされるだけあって
聴いてると鬱になるんであまりヘヴィにーリスニングしたくないんだけど
今回集中的に聴いてしまって・・・やっぱし鬱になってしまった

そんな中!
初っ鼻のA-1で掲げられるGloriaだが
これわ彼女がアイドルとするVan MorrisonのいたThe Themの曲

あのさ
この人のアイドルってブライアン・ジョーンズとかジミ・ヘンドリスクとか
リスクを負わない万人受けする夭折タイプだし
名だたる華麗な男遍歴も皆名の知られた大スターばかりだし
要は全く通好みのないただの追っかけバンギャBBAなんじゃまいかって
思ってしまうんだけど・・・
俺達のBOCのアラン・レニヤーもそのうちの一人
ただし
他があまりにビッグなんでAllen Lanierなんかその中でも無名な方だな
いや
当時のBOCの存在はそれだけ偉大だったって事か
そんなアランはあらん事かもう別れた後にもかかわらず
B-1の作曲とBラスのリードギターで登場しています

んで
リアルタイム王子だったトム・ヴァーレインは
B-2で作曲/リードギター参加
いやTom Verlaineは当時まだ無名の古本屋ていいん(だっけ?)だったので
これは単なる追っかけじゃなくて青田買いの才能有りって事か
さすがだ!


駄菓子菓子
前述の1stシングルで『Hey Joe(, Where You Gonna Go)』をカヴァーしている事を鑑みるに・・・
この判断はちと浅はかで性急かとも思えたりして

そう!
「どうせヘイジョーなんてジミヘン聴いて影響されちゃったんでしょ」
なぞとお思いのゴキ兄
甘い!
甘酢ぐる!!

YES!
"Hey Joe"と"Gloria"を同時にカヴァーしたバンドと言えば・・・
シカゴで1-2を争うサイケデリック・ガレージの
ザ・シャドウズ・オブ・ナイトじゃナイッスか!
<下:The Shadows of Knight ('66 画像は'79のRadarscope盤)
しかも平壌のカヴァーはジミヘンより先

むぅ士郎
パティはシャドウズ・オブ・ナイトのリスペクトとして
この2曲を演ったんやろうなぁ
むっちゃ通好みじゃナイッスか!
(あくまで個人的妄想です)

The 13th Floor Elevatorsの項でも書いたが
この時期のレーダーは何処よりも先にサイケデリック再評価/復興を
手掛けていた偉大な業績があるのに
それが全く再評価も語られていない?という現在ってバカジャネェノ~


え?
そういうガレージ発掘再評価の団長ってのが
Patti Smith Groupのレニー・ケイだからだろだって??
通好みも何もドシロウトお前???
あんまり彼女を愚弄リアするのはヤメロ????
だいたいそのレーダー盤って一見1stに見えて実際はベスト盤なんで
実際は"Hey Joe"は未収録なの??
グヌヌヌ
うるせー


しかし
'66年って言っても'75年のほんの9年前なんだよな
今にしてみればついこの前の2012年の音源に再評価/発掘とか言うか?
みたいなワケで'60s〜'70sのスピードって意味わかんないよな
ま(ry


4thはライヴ盤で
2021/07/18

  Blue Oyster Cul - On Your Feet Or On Your Knees('75 Columbia)

邦題『地獄の咆吼』て・・・キッスかよ

ミニポスター仕様になったライナーの訳詞はSF作家の鏡明(岡田英明)
その解説は徹底した「ヘヴィー・メタル」推し
'75年の時点でのHMとはBOCの事だったんだなぁ
だってトリプルどころか最後は4本ギターヒーロになっちゃうんだもの

今聴くと結構脳天気なロックンロールが多いんだけど

クライマックルに達したDラス『Born To Be Wild』のイントロでは
件のパティ・スミスが取り憑かれたかのような異様なハイテンションで
「立て 跪け〜」(どっちだよ)とのアジって始まる
正直ここがこのアルバムの最もインパクトでしょ

ただし
彼女のアジテーションのパワーはこんなものではない
アルバムEaster('78)収録の『Rock N Roll Nigger』のイントロは
まだ曲も始まってないのに演説(Rap)を聞いてるだけで
その宗教的な高揚感でおなかいっぱいになるレベル
https://www.youtube.com/watch?v=zI-_4-4o6XQ
☆曲も勿論最高です

BOCは毎回ジャケがカッチョE
合成だけど表裏中のこんなドラマチックな雲の合成(鳥入り)なんて
全アナログ時代に簡単に成し遂げられるもんじゃないZ
勿論不気味なキャデラックと教会の構図とかも含めて美意識がハンパ無い

このライヴをベストに推すむきもあるようだが
だって要はベストなんだからベストに決まってるじゃんキリッみたいな


んで 
2021/07/17

AstronomyをメタリカがGarage Inc.('98 Elektra)でカヴァー

元々はGarage Days Re-Revisited(下)だった
カヴァー曲集のミニLPに新たに音源を加えてアナログ3枚組に拡大
その際にBOCのこの曲が加えられた

ガレージデイズでMetallicaにカヴァーされたバンド達って
ダイアモンド・ヘッドやホロコーストうやバッジー
あるいはミスフィッツてかパスヘッドは皆知名度や評価が爆上げされたが
BOCは元来ある程度有名バンドではあったが
'98年時にはもう「あいつらまだ演ってんのかな」的存在にまで落ちていた
んで
このカヴァーによって再評価熱があったなんて噺はあまり聞かなかったのよね
なんでかなー
Bob Segerの"Turn The Page"なんかは
「これをメタルバンドが?」なんて意外性もあったし
意外とハマってるのもあって結構話題になったと思うけど
あと
原曲を超えてないてか
メタリカ的解釈がそんなに活きてなかったのかなって気も
(あくまで個人的見解です)


はっきり言おう
メタリカの最高傑作はThe $5.98 E.P. - Garage Days Re-RevisitedでR
(4回目)


そんな
2021/07/16

パティ・スミスの1stシングル
てか最初のパンク・ロック・レコーズの1枚

   Patti Smith - Hey Joe (Version) / Piss Factory('74 Mer
   写真は'77の再発 Sire "Special Collectors Edition"盤)

楽曲的には最初から最後まで喋り倒して終わるAサイドの方が
アジる詩人だった当時のパティの特徴が出ていると思われるが

これも最初期のラップと言えるんじゃないかと思われるが
この『プログレッシヴロックはパンクロック』の章的には
B面の平壌じゃなくて・・・ヘイ・ジョーに注目したいっ

「まーたスタンダード・ナムバーのカヴァーかよ」と思わせて
ギターはテレヴィジョンのトム・ヴァーライン
多分彼の初の公式音源だろう

んで
その演奏はテレヴィジョンのような魂が震える鬼気迫るソロを
ぶっ通しで弾き倒す・・・て事は全然無いんだが
そこは13th floor Elevatorsの"Fire Engine"をカヴァーしていた彼の事
前述13thsのジャグ部分をそのままギターに置き換えて表現したかのような
痙攣サイケデリック・ギターを歌のバックで延々とピロピロ状態
てか
これってホントにヘイ・ジョーなんでしょうか?って程
原曲やジミヘン・ヴァージョンの面影薄しで・・・全然平常ではない←

とにかく
ピラミッド三題噺で
またまた点と点が線になって目が点になった〜〜〜
のかな?

https://www.youtube.com/watch?v=HVbqHNNHx88


満を持して
2021/07/15

オカルト宣言キター
なのかどうかよくわからない3rd

     Blue Oyster Cult - Secret Treaties('74 Columbia)

A-1の歌詞は詩人時代のパティ・スミス
この後もPatti Smithは何度も登場する事に

前2枚のBlack Sabbath的な単純でドゥーミーなヘヴィー・ロックから
初期ジューダスを思わせるヒステリックかつドラマティック&スピーディーな
プレ・ヘヴィー・メタル=様式化の形成に向かうHR/HM史上重要な盤

ただし
ジャケにもなっているのでテーマと思われるAラス『ME 262』が最も印象的

ぶっちゃけ
曲の骨子は「踊ろよベイビー」的な昔ながらの陽気なロケンロー
あるいわBorn To Be Wildなノリノリブギーなのに
何故かというかだからというか
オカルト探求に憑かれたWW2末期ナチスの
狂信的で自殺的な対英空中戦の歌となっており
妙に陰気で醒めていて全然踊れない墓場のパーリー


それが狙いなんだろうけど
お前らホントにアメリカ人なのかみたいな

・・・てか
何度対訳を読んでも意味がよく解らないので
小生歌詞とかは読んだり考えないようにしている
多分訳者がゴミなんだと思われる
(あくまで個人的見解です)

ただしこのバンド 
ロック史上最も文学性が高い知的バンドの一つと言われているらしいという
そんなトコロもプログレっぽいのよね

<下>
『ナチスがUFOを造っていた』 by 矢追純一
オレもBOCをリスペクトしてME263コメートを
VW Beetleを零戦になぞらえた謎のカスタムカーのイラストに
無理矢理ヴリル製フー・ファイターをからめて描いておいた

・・・と
思わせつつのー
日の丸参照
そう!
これは旧日本軍の秋水だったりして
YES!
言うまでもなくMe262の日本版には橘花がある
※※イベント会場の稲敷近辺にはかつて予科練があった

資料をドイツから輸送中にその大半が失われ
残った数少ない図面だけで世界最先端技術の試作機を完成させたという
当時の日本の開発力恐るべし
(すぐ終戦のため実践配備無し)
むぅ士郎
かつて見よう見まねで種子島や蒸気機関を完コピしてしまった
日本人だけあるじゃナイッスか!
くわばらくわばら

実は・・・日本こそオカルト国家なんだー

https://www.youtube.com/watch?v=9zUO-hpGJzA


ブルー・オイスター・カルト 1st
2021/07/14

    Blue Oyster Cul - Same('72 Columbia)

この時点でもうかなり完成されているのだが
ジョン・リー・フッカーあたりのブギーを電気増幅して
ステッペン・ウルフ+ブラック・サバス+クリームみたいな感じに仕立てつつ
侘しくも不思議と恐怖感をいざなう陰気なメロを作のが上手い

なので
USバンドなのに相当UKっぽいけど
ただし結構カントリー風味の漂うナムバーもあったりして
2ndと双子のような無機質でプログレッシヴな精神空間を表現したような
ジャケのイメージに期待しているとしこーしずっこけたりもするかな?

この後・・・いったいどうなってしまうのか〜〜

むぅ士郎
NYはアメリ圏でありながらNYという国なのだなぁ


て事で
2021/07/13

●プログレッシヴ・ロック
●ピラミッド
●H.P.ラヴクラフト
この三題噺で演繹されたバンドこそが真のプログレ王なのでわ?
というのがこの項の結論となる

要は
今までのヤツラはぜいいん前フリの前座だ(またこれか)
ふぅ長くてもう忘れる所だったな

んで
そのバンドとは・・・
ブルー・オイスター・カルトでR

  Blue Oyster Cult - Tyranny And Mutation('73 Columbia)

バンドは'60年代後期から始めているので
この2ndの時点でバンドサウンドはもうかなりこなれており完成している
A-4『Stairway To The Stars』でベンチャーズを彷彿させる
テケテケ・ギターが入るのはサーフ時代の名残だろうか
サーフ時代なんてあったかどうか知らんけど

それわともかく
見よ! この見事なジャングルジm・・・じゃなくてピラミッドを

また
Blue Oyster Cultのコンセプト・メーカーのサンディ・パールマンは
ラヴクラフトのクトゥルフ神話にちょいちょいアイデアを求めてるのよね

んで
お前このブルーズベースのゴリゴリUSハードのどこがプログレかだって?

甘い!
甘酢ぐる!!
ブルカルは中期にアメリカン・プログレ・ハード化するのだよ
今回は主にそこに注目して聴いて行きたいと思っている
わかった?!

しかし
ブルカルって歴史的にはNYハードのガンソ級牢名主であり
人脈的にはプロトパンクでもあり
もっと重要なレジェンドとして祭りあげられても良いポテンシャルなのに
未だかなりカルトな存在に留まっているよな
例えばBurrn!誌でブルー・オイスター・カルトのインタヴューとか
全ディスコグラフィ紹介とかやった事なんて無いだろ
マジバーンゴミすなぁ
でも
何故かレココレでは特集を組んでた気がするんだよな
(あくまで個人的記憶/推測です)

んなワケで
情報がむっちゃ乏しいので後半が維持できるかどうかかなり不安


前述
2021/07/12

Fireballetに続いてムソルグスキー『はげ山の一夜』を
変幻自在にカヴァーしたトコロの

  Mekong Delta - Dances Of Death (And Other Walking Shadows)
  ('90 Aaarrg 4th)

死の舞踏とは16世紀にヨーロッパで蔓延した疫病『踊り病』の事を指す
まさに現代のデルタ株を予言したかのようなアルバムじゃナイッスか!

A面はぶっ通しのスラッシュ・メタル組曲
高速で疾走する音が凝縮されてむっちゃ緊張感があるんだが
とにかく密度が濃すぎてこっちの杜撰な集中力が最後までサステナブルせず
各センテンスの切れ目もわからず「あれ?終わってた」みたいな感じ
禿山の一夜もクラッシック解釈プログレッシヴ・ロックとして
総てをぶち込んだ禿しく文句無いとんでもないレベルの完成度だが
ぶっちゃけこれまでのアルバムの延長線なので
「オサーンまたやってるな」的なマンネリ感は否めない

ジャケにあるヴァイオリンや縦笛の演奏はありません

この番はリアルタイムで日本盤がリリーッスされていた


Mekong Delta - theprincipleofdoubt ('89 Aaarrg)
2021/07/11

'89年ともなるとさすがに
初期の突撃スラッシュ性は抜けつつあるが
相変わらず精神が歪みまくった凄惨かつテクニカルなメタルを継続
漢字風フォント・ロゴとピラミッド(デルタ)モチーフも
1stから不変のままずっと維持しているのも偉い
つまりアイデンティが一貫していると言う事でR
(そういうバンドは意外と少ない)

B-1 "Twilight Zone"は米SFテレビドラマシリーズのカヴァー?てか
テーマ部分から先はかなりアレンヂされて
もはや単純にメタルとも言えないレべルの
独特で奇怪なシンフォニック・サウンド組曲に仕上げられており
バンドの世界観と一致して心地よい程ツボ

B-2 "Shades Of Doom"は打って変わって
タイトル通りのスロー・テンポで始まり
ドゥームと銘打ったメタルとしても胎動期の録音となっている

面子といい内容的にも充分に市場も価値もあるはずなのに
またまた日本盤が再発さえも無い感じなのが謎だが
この時期になるとアナログはかなりレアなはす(だが安い)


さて
トワイライト・ゾーンと言えばマンハッタン・トランスファー・・・
じゃなくて・・・
そう!
アイアン・メイデンの2nd『キラーズ(下)』ですよね!
YES!
またまたピラミッド・パワー繋がりで
点と点が線になって目が点になった〜〜〜

え?
メイデンのは曲名がそうなだけで曲はオリジナル??
同名異曲だって???
そうですかそうですね

しかし
この頃(ディアノ期)のIron Maidenはええのぉー

https://www.youtube.com/watch?v=hHX6RGRKgF0
☆どこでもドア〜〜
 こちらもかなりプログレッシヴすなぁ


スラッシュ・メタルの
2021/07/09

進化型変異種=メコン・・・デルタ株(←上手い事言ったつもり)

  Mekong Delta - The Music Of Erich Zann('88 Aaarrg 2nd)

曲間に寸劇が入るが
ラブクラフトが著した物語『エーリッヒ・ツァンの音楽』
をなぞらえているコンセプト・アルバムらしい

ジャケでベートーベン似の人がヴィオラを弾いているが
特にヴィオラの音は聴こえない

スラッシュは演奏が素晴らしくてもヴォーカルがB-C級すぎて
残念なバンドが多いがこれもそれ気味かな

プログレッシヴなメタルである事には変わりないんだが
のっけからRavenみたいなノリだったり
今聴くと時代考証を推し量っても
センスが少々遅れているのはジャーマン故か

1stもそうだが
ヘヴィーメタル・マニアックなこの日本で
メコン・デルタの邦盤が発売されていないのが一番の謎
(リリーッスが無い事が信じられないので調査ちう)
レコ業界のクトゥルー神話と言えま唱歌

ラブクラフト・メタルというジャンルがあるならば
メコン・デルタはその代表格である事は確かなのだろうが
もっとはるか以前に始祖となるバンドがいる事を忘れてはならない
そしてそのバンドもまたピラミッド・パワーの信奉者なのだ!
(後述)


何故ピラミッドは
2021/07/08

プログレッシヴな魂を引き寄せてしまうのだろうか

メタル部門で最もピラミッド好きなのは
メコン・デルタだろ

    Mekong Delta - Same('87 Aaarrg 写真はGWR盤)

ムソルグスキーやELP(てかムソルグスキーに影響を受けたELP)
あるいはラブクラフトやクトゥルフ神話をモチーフにした
ドイツのプログレッシヴ・スラッシュ・バンド・・・と言うか
Aaarrg RecordsオーナーRalph Hubertのプロジェクト

デルタだからピラミッドでは無いだろとか細かい突っ込みのゴキ兄はスルー
当然東南アジアにもピラミッドはある野田
三角形こそが正義

しかし
何でドイツのバンドがベトナム戦争なのかわからねぇが
後の『ラオス』のメンバーもいるし
とにかく
匿名のメンバーの出自出処進退にはRageやLiving DeathやGamma Ray等
ジャーマン界の有名処がわらわらとわらわはどこじゃ状態でIN!

スラッシュ・メタルには
ハードコアやモーターヘッド/ヴェノン上がりの野蛮で暴力的なヤツラと
自称インテレクチュアル・スラッシュと言うメガデスのように
テクニカルで計算し尽くした理知的なヤツラが共存するが
どちらにしても極端でプログレッシヴな展開を好むバンドが多いのは確か

メコン・デルタはWatch TowerやVoivodと並ぶ(両バンドは後述)
三大プログレッシヴ・スラッシュと言われた(かどうか知ません)
後者の代表各なので尺

ただし
この1stはまだクラシックのメソッドよりも
スラッシュ・メタルの様式論の方が凌駕しており
ファストでヘッドバンガーな曲が詰まっている

A-3 : The Hut Of Baba Yagaはムソルグスキー→ELPの曲
ただし
小生どっちもよく知らないので・・・おしまい
ナンナンダヨ~

https://www.youtube.com/watch?v=5BxoLwlB55U
☆同曲をカヴァーした前述Fireballetも参照

A-3:Black SabbathはBlack SabbathのBlack Sabbathとは異曲

<つずく>


ピラミッド・ロック HR/HM部門は
2021/07/07

やはりストライパー『In God We Trust』・・・じゃなくて
歴史的にも知名度・重要度・ピラミッ度←においても

    Iron Maiden - Powerslave('84 EMI)

だろうな


この頃はまだNWOBHMの名残で
一応ロケンローぽくカッ飛ばしているが
後になるほどリフのリフレインのしつこさがだんだん禿しくなってくるのよね

小生この後も結構付き合って聴いてはいたものの
段々どーでもよくなってきた
ヘヴィーながら重苦しいだけの1本調子なリフを最低8回
通常その倍数は繰り返さなければならぬとばかりに
何故か重いコンダーラーを引っ張る事に執着する
スティーヴ・ハリスの信者はバカ

ただ
ジャケ絵はデレク・リッグス師匠の最高傑作クラス
ただし
Pops界一のピラミッド(古代エジプト文明)アニアであるトコロの
Earth, Wind & Fireの『 All 'N All('77)』ジャケby長岡秀星先生に
影響を受け杉ていると思うのって・・・ワタシだけ〜?

駄菓子菓子
いかにSteve Harrisがジェスロ・タル好きのプログヲタだと言っても
メイデンまたはアースはさすがにプログレと乖離し杉るので
ここでわ追求するのを自重したいキリッ


2枚目
2021/07/06

   It's A Beautiful Day - Marrying Maiden('70 Columbia)

これもややこしい事情のある盤
A-1が『Don And Dewey』つうんだが
ドン&デューイーは'50年代のパワー・ドゥー・ワップ・コンビ
ヴァイオリンのDon "Sugarcane" Harrisは'70年代にマザースに加入と
非常にプログレッシヴなミュージシャン
ドゥー・ワップと言っても当時にしてはハードロック的な
重くパワフルなロケンローだった
(フランク・ザッパはDoo Wop好き)

Don and Dewey - Kill Me
https://www.youtube.com/watch?v=mgW_M5Zz02k

んで
IABDの曲"Don And Dewey"の方だが
これは前述Deep Purpleに剽窃された"Child In Time"の意趣返しに
ディープ・パープルの『詩人タリエシンの世界』に収録の
"Wring That Neck"を丸ごとパクったものだ
と言ってもこっちは合意の上らしい
IABD自体が初期DPに似ているので
とても上手くいっていると言えま唱歌

ただし
ドン&デューイー(リアルタイムではシングルのみのリリーッス)って
何時の時代にこんなサウンドをやってたのかな?
'70年に出たコンピ(下)を聴く限りだと
こんなサウンドではない事は確かなんだが(調査ちう)


Donのサイケデリック・ヴァイオリンへのリスペクトなんだろうな


このアルバム
他の曲はゴージャスなソフロ
しかも産業感のないソフロって感じで聴くと気持ち良い

後期IABDにThe Mothersのベーシストが居た事も忘れてはならない


It's A Beautiful Dayは
2021/07/05

これまで結構外出だし
Tシャツは7-8枚も作っているので・・・
飛ばして行こう

   It's A Beautiful Day - Same('69 Columbia 1st)

世間的にはプログレとしての認識度は低いてかほぼ無いと思われるが
実際はこれがUK産だったら姫〜るサイケモノの傑作と言われているやもしれぬ
ソフトでもハードでもイケるマイティアCLな盤と言え魔性か

ジャケも最高だし
あと
B-1の『ボンベイ・コーリング』がディープ・パーポーの
『Child in Time』のパクr・・・じゃなくて下敷きとなった事でも有名かな
てか
ヴォーカルのふいんきといい全体的に初期アートロック期の紫似なのよね


お前特にプログレってワケでもないのに強弁して
フリスコ・ロックのゴリ推しするのわヤメロだって?
pppp
甘い!
甘酢ぐる!!(またこれかよ)
あのな
そんなイアン・ギラン・バンドの1st『 Child In Time('76 Polydor)』の
ジャケを見よ!
ま 
小生特にIan Gillanソロ好きじゃないんで持ってないんだが・・・
そう!
これがピラミッド・ジャケなのよ
YES!
点と点が繋がって線になって目が点になった〜〜〜

Ian Gillan Band - Child in Time
https://www.youtube.com/watch?v=pwkJo9_c3fM
☆ピラニッドなジャケはつべ画像チェックでおk
 アレンジはパーープル期よりもプログレ(ピンク・フロイド)風


<下>
Ian Gillan Bandの2nd『Clear Air Turbulence(’77)』
あえて邦題が原題と全く違う『鋼鉄のロック魂』っていうから
どんなハードなヘヴィー・メタルなのかなと思いきや
兄はからんやこの時期流行ってたジェフ・ベックっぽい
ファンキーなクロスオーヴァー路線
要は軟派な魂じゃナイッスか!

しかも
ギランの得意なシャウト唱法に嵌まってるとも思えないし
多分この帯叩きからDeep Purpleの再来とを信じて
買ってしまったみんなもさぞガッカリしたと思うよ


やはり
2021/07/04

アメリカン・バンドでピラミッドと言えば・・・
It's A Beautiful Day
ですよねー
まさにサイケデリック・ロックのド真ん中だし

It's A Beautiful Day - Choice Quality Stuff / Anytime('71 CBS/Sony)


IABDのどこがプログレッシヴ・ロックなんだよだってと御訝しがりのゴキ兄
甘い!
甘酢ぐる!!
リーダーはヴァイオリンという猟奇的な編成
マザースのメンバーも在籍
そんなヴァイオリンのGregory Blochは後にイタリアへ渡米し
伊を代表するプログレ・バンド
Premiata Forneria Marconi(P.F.M.)のメンバーに迎えられているのだ
わかった?!

え?
ヴァイオリンてかフィドルって言ってもカントリー系の
ニータカニータカ節がルーツなヤツだろだって??
だいたいジャケにピラミッドがあるって言っても
それ単にキャメル煙草のパッケージのパロディーなだけじゃん???
UKのCamelだって同じネタじゃんだって????
グヌヌヌ

しかし
同時代の英サイケが内向的にヘヴィー化しプログレへと向かって行ったのに
なぜ米・西海岸フリスコの元祖サイケのフラワーなヤツラは
脳内お花畑の脳天気なハッピーラリパッパ方向にしか向かわず
結構アヴァンギャルドなバンドだったりしても
プログレの範疇に入れてもらえないのはなんでなんだぜ

Creed of Love
https://www.youtube.com/watch?v=ekM0N_mLnJ4
☆サイケデリック・フィドルが縦横無尽


この
2021/07/03

『プログレッシヴ・ロックはパンク・ロック』の項
今まで貼ってきたジャンルや
他にどんな機会があったとしても洩れてしまいそうな
中途半端杉たり地味すぐるバンド達を拾い集めて
無理矢理ぶっ込む目的で書いてる部分もあるので・・・
ついでだからこれ

   Gambler - Teenage Magic('79 EMI America 1st)

アー写からして
ルビナーズとかアースクウェイク系の
遅れてきた田舎のパワーポップかな?と思って
ジャケ買い( デザインはRod Dyer)したんだが・・・
アメリカン・プログレ・ハード性は薄めながら
超激マイナーな所謂産業ロックだった

いやマイナーてか売れなかったら
それは産業になってなくね てのがあるんだけど
あまりに情報が無いので(当然日本盤無し)なんともいず
これ以上語る事もない

Discogsによると・・・
Sounded like a mix of Kansas and REO Speedwagon.
Started playing support slots for Fleetwood Mac and Styx.
て事です

しかし
一応EMIから2枚リリーッスされたバンドなのに
あまりに忘れ去られ杉な可哀想なヤツラ
特に良くもないけどゴミみたいなアルバムってわけでもないし
産業系ってそういう中道的なモノでしょ

Teenage Magic
https://www.youtube.com/watch?v=hX04r__1XkA
☆こちらわフォリナーやバッドカンパニー型すなぁ
あと結構カントリーっぽい所もアリ


この項は
2021/07/02

ピラミッド・パワ−(サイケデリック・幻想)→B-C級北米プログ・ハードを
思いつくままにあげつらうスッドレとして進行中だが・・・
これはどうなん?

  Symphonic Slam - Same/宇宙讃歌('76 A&M これ1枚だけ)

なにがB-C級じゃ
俺達リッチー系深紫虹ヲタにとっては超有名盤じゃーい(なのかな?)
レインボー『バビロンの城門』期の鍵盤David Stoneを擁した
カナダのプログレ・ハード・パワートリオ
ただし
所謂フォリナー/ボストンらの産業ロック系とは違って
クォーターマスやサン・トレイダー等とも比肩しうる
UKハードサイケ→ディープ・パープルDNA的な色合いが濃い
攻撃的なヘヴィーさかつ重厚でファンキーさも持ち合わせ
キーボードだからプログレっぽいけど本質的なはハードロックという
'76年にしてはちょっと古いタイプのサウンド
まさに禿しく打ち付ける交響曲
バンド名もカッケー

しかし
リッチー・ブラックモアってマイナーなバンドから
自分にピッタリの感性で演奏するヤツを拾い上げる達人だよな
頸きり魔とも言われたけど
(多分D.Stoneもバビロン期のみの参加:下/調査中)
このアルバムも
「こいつがレインボーに入ったらスゲェ嵌まるよな」ってな印象の
まさにドンピシャな楽曲と演奏がふんだんに聴ける超激名盤

こんなスゲェバンドなのになんでこれ1枚しかないんだ〜〜〜

レインボーに青田買いされたからじゃねみたいな

また
ジャケもピラミッドはギリで描かれてないがそこまで一歩手前の
ほぼほぼ未知の古代帝国の宇宙パワー=アヌンナキ幻想に迫っている世界観
画家のMati Klarweinは前述オシビサやマイルス・デイヴィス等で有名



B-C級限定と言うワケなんで
カンサスやボストンあるいわ
勿論パブロフス・ドッグやスター・キャッスルもここにわ入りません
(なのかよ)


フランスのマイナーバンドかな?
2021/07/01

と 思わせつつーの
カナダからの絵本

    Harmonium - Les Cinq Saisons('75 Celebration 2nd)

日本盤(CD)は近年になるまで無し
カナダ/フランス/韓国(アシッドフォーク再発強国)でのみリリーッス

異形の花が咲き誇る5番目の季節にどこかの宗教団体的なメンバーがたむろう
というやはりパラレル・ワールド的なファンタジー世界なので唱歌

Fleetwood Macの『Kiln House』や
Help Yourselfの1stや3rdにも似た怖可愛ワールドすなー

こちらのジャケ絵も素晴らしくて一発でジャケ買いレコなんだけど
表裏どこを探しても背にも文字=バンド名/タイトルが書いてない
駄菓子菓子
これわプログレに違いないと思って買って間違いなかった

あのさ 
それはZepやFloydなんかの超大物だけが許されるワザだからワザだからー


ケベックでは結構知られたバンドのようだけど
ドラム・レス編成でアコギや管楽器中心ながら
何故かメロトロンだけは重厚に奏でられる
ファーキーなフォーキー・ジャズがリリカルに展開されるという
プログレファンの信仰心を刺激する内容
歌 特にコーラスが入るとソフロっぽくなるので
CCM(異教徒?)的な要素もあるのかもしれない

ジャケに描かれた光景/ストーリーを心に焼き付けてから瞼を閉じて
蝶人間の襲撃や花人間のざわざわを思い浮かべながら聴くと愉しい
ゴージャスな盤なんです



フランス語なんて読めないんでストーリーはわかりません


このように
2021/06/30

USプログはむっちゃファンタジー性の高いおとぎ話敵な絵本ぽいジャケが多い
それに対してUKプログはヒプノシスやキーフが頑張ったので
シュールにしてももっと理知的な世界を描いている事が多いんだが

そんな中!
このUSのマイナーバンドも画風からナイスプログレじゃねと思って買った盤

        Fluff - Same ('72 Roulette)

これも再発盤も無い?超マイナー盤でバンドとしてもこれ1枚ぽっきり
チラ〜っとヤフーをググっても情報弱者のバンドなんだが
サイケなカントリーロックって感じなのでギリプログレに引っかかるかな

それよりも
これは誰も言ってない(はず)んだが・・・
もうブリンズレイ・シュウォーツの元ネタかよってレベルで
近似した音楽性なのよね

小生今まであの手のパブロックの源流は
フライング・バリット・ブラザースかザ・バンドかカウボーイ辺りかと
一応暫定的に定めていたワケだが・・・
正直このフラフがいっちゃんふさわしいのだった

A-1こそ曲調はサンシャインポップ/ソフロのヒット狙いのふいんきだが
どんどんとくぐもっていながらも人懐っこいフォーキーな世界に入って行き
アメリカ人なのに幽体離脱してアメリカ人の自分を客観的に俯瞰しているような
くすぐったくなるような可愛らしさせ構築された世界観に入り込んで・・・
そんなナチュラル・ボーンじゃないトコロがプログ魂に引っかかる・・・
(↑いったいお前は何を説明しているんだ?)

とにかく
やっぱりストレートにフォークロックやC&WあるいわR&Bを押し出さない
こういう微妙なバンドの方がUK寄りに感じられるるのよねって事
わかった?!

Fluff - Go to Sleep, Elaine
https://www.youtube.com/watch?v=Yq8EKNQm4tc


アメリカン・プログレ・ハードの開祖
2021/06/29

の方
フォリナーのセカンド

      Foreigner - Double Vision('78 Atlantic)

うん
だいたいバッド・カンパニーです


イアン・マクドナルドが作ったグループだからって・・・
どこがプログレやねんっ


元キング・クリムゾンのボズ・バレルがBad Companyだもんな

それ以前に
ホントにこのバンドプログレ・ハードで良かったんだっけか?
お前近似しているけど若干大きいくくりの
『産業ロック』と両者混同してるんじゃまいかみたいな

これは4回目なんだが
肝心な事なんでひつこく言っておこう

渋谷はバカ

実は小生も'70s末と言えばパンカーでロキノン(岩谷宏)信者だったんで
素直に産業ロックを部別的に不燃ゴミと見なし分別していたワケだが
'82年頃にカリフォルニアに撮影に行った時にそれは一瞬で天地返しされたね

ホテルからロケ地まで片道8車線はあるハイウェイを
ミニバンに乗って毎日1-2時間カッ飛んで移動するんだが
フォリナーがサヴァイヴァーがボストンが・・・キンモヂイィイ〜〜
逆にあんな所で例えばクラッシュの1stなんか聴いてると事故るだろ
だから1stはリリーッスさえされずに
パンカーにとっては裏切られたようなロンドン・コーリングに行き着いたと

要は
渋谷陽一はPCHを移動したことも無いか
体験があったろしてもそれに抗うレベルの頭デッカチなので
嘲笑的に産業ロックと名付けたジャンルの
ネガティヴ・サイドのみにしか気づかなかった井の中の蛙
(あくまで個人的妄想に基づいた断定です)

解りやすくハンバーガーで例えると
普段はコカコーラなんかガキじゃないのに飲まないのに
マクドナルドに行ったらコカコーラが正義で圧倒的に合うし一択 Oh Yeah
コーヒーとか頼んでるヤツはニワカ
ただし
ドクター・ペッパーならなお良しみたいな感じだ
(ちょっと違います)

つまり
ロックは結局南極欧米のご当地民謡なのに
東洋の土着民の分際でダレ様基準でバカにしたり褒めちぎったっりするなと
(4回目)


そういや
バンドメイドの『スリル』もつべのコメントを見ているとたまに
「クルマを飛ばしながらこれを聴いたら最高だろーな」みたいなヤツがあるけど
発売時に日本人にはスルーされていたのにアメリ圏でハケーンされるやいなや
アメリカ耳に爆発的に受けたのにはそういう要因/需要があるからなのだ


んで
フォリナーをガンガンと集めるつもりで買い始めたんだが
メジャーで優等生杉るしマーケティング的に計算されていて
そんなに面白くないので・・・
2ndまでで中断してしまったのだった
(だーかーらーそれ故に産業ロックって揶揄されたんだよバカジャネェノ~)


<下>
初期ロッキング・オン・カルチャーが生みだした徒花『ポンプ!』


イアン・マクドナルドの登場で
2021/06/28

丁度良いので元祖アメリカン・プログレ・ハードの大物
フォリナーを聴いて見たいっ

   Foreigner - Same『栄光への旅立ち』('77 1st Atlantic)

写真は世界的栄光を掴んだ後の'80年の再発でためこのタイトルに

しかし
アメリカン・プログレ部分を期待するとかなり肩すかしで
お前一体何処がじゃ?!状態で聴いてる途中で投げ出したくなる事しばし
これがホントの・・・ふぉーり投げるぞ なんつてー

創設相棒のミック・ジョーンズは結構いなたいブルーズ・ロッカーぽくて
知性を感じさせない骨太田舎民謡節の押しが強い
もうSpooky Tooth由来のThe Band "Weught"症候群レベルじゃまいか
ファイアーバレットのプログレッシヴ精神を見慣れや
これがホントの・・・ほらイアンこっちゃない なんつて〜〜〜

てか
そもそも米プログレ・ハードとか言われてなかったかも?ナンナンダヨ~
(法則:ジャンルとそこに含まれるバンドは時代と共に移動するのです)


キンクリ〜芋づる系列に関しては後述(2年後位?)

だいたい
UK&US勢力混合が売りのセミ・スーパー・バンドなので
単純に"アメリカン"ってのもちょっと言い過ぎ感アリ

ちなみに
トニー・ヴィスコンティ関連で言うとIan McDonaldは
T.Rexの『電気の武者』にも参加していたりします

<下>
マクドナルド繋がりで
今期テキサスバーガーはメニュー写真との落差が
従来の期間限定よりも少なく詐欺率が低い
手元に届いてから落胆する事もなくボリューミーで
スナック感覚も盛り込まれジャンク度も高くてウンマイ
おまけに新パッケージもかわゆすなんでお勧め
これがホントの・・・適切バーガー なんつて〜〜〜


USマイナー・プログざくざく
2021/06/27

またPassportかよに禿同

   Fireballet - Night On Bald Mountain('75 Passport)

『禿山の一夜』のタイトルで総てがわかるに禿同の
割とクラシック寄りのシンフォニック・ロック

2ndのジャケでコミックバンドだと思われていそうだが
プロデュースと管楽器に本場英国からイアン・マクドナルドを迎えて来た
米国にありがちなの甘々な大味さを感じさせない(裏ジャケのアー写とは違って)
緻密で高品質で本気のテクニカルなバンドと言え魔性か
多分元祖ギークみたいなヤツラだなんろうなぁ・・・
(あくまで個人的見解です)

あと
Ian McDonaldが参加しているからと言っても
前述のバンドのようなモロなクリムゾンっぽさはさほど感じられない

'77年にはフォリナーだし

これも当時は欧州でのリリーッスは無しという信じられない塩対応
日本盤は出ていた(見た事ないけど)

駄菓子菓子
小生クラシックの素養が皆無で
モデスト・ムソルグスキーなんて聴いた事も無いものですとなんで
これ以上語る事など無いキリッ

終了〜

禿山の一夜
https://www.youtube.com/watch?v=k5j2iosGa1E
☆目まぐるしく音楽様式が移り変わる19分近い大作の中に
プログレの総てが禿しく集約されていると言っても過言でわない
ヲタッキーな曲
ツベなのに途中針飛び音があって驚く(アナログ音源だったのかよ)

しかしオレってホントにプログレッシ部員なのかな


でわ
2021/06/26

アンブロージアのライナーに書かれてあった
アメリカン・プログレ・ハード前夜のマイナーな
北米のプログバンドも聴いていきたい

    Ethos - Ardour('76 Capito 1st)

ひでぇ
現在までに世界で3回しかリリーッスされてねぇじゃん
当然初回はUSとしてその後数十年無風
あとは'93と'09の日本のみとという超激マイナーバンド/盤バカジャネェノ~

いや
これ音楽もジャケも知られざる名作なのよね

見よ(下)!
メキシコ型ピラミッドの幻影を!
ここにもどっこい生きてるピラミッド=プログレ説
オレは間違ってなかったんだ〜〜〜

また
差し出されるパラレルワールドの地球儀はYESの『こわれもの』を彷彿

これも前述Shadowfax同様にマジでUSのバンドかと疑うような
メロトロンの音色に乗せられて浮遊するクリムゾン臭が漂う
(曲によっては)

ただし
やっぱそこわやっぱりアメリ圏なんでちょっと大味な所もあり・・・
いや
大味というか英国のくぐもった陰鬱さが薄いっていうのかな
でも
明らかにそのこれ無残な境地を目指しているね 意識的に

これほどのレベルの高い作品を作り演奏力を持ちながらも
2枚でバンドの歴史が途切れてしまい
殆どのメンバーのその後の行方も不明なのは謎だ
(Genesis系人脈のアルバムに参加しているメンバーが一人いる)

Ethos - Atlanteans
https://www.youtube.com/watch?v=5QIBWcpXq8w
☆誰が月刊ムーだって?
こっちわ月刊アトランティスなんじゃー
※前身バンドがAtlantisだったらしい(独のプログバンドではないと思われ)


Ambrosia繋がりで
2021/06/25

鍵盤のDavid Lewisが在籍した・・・
シャドウファックスの1st

 Shadowfax - Watercourse Way('76 Passport)

※Lewis氏はこの作品の時点ではまだ未参加

決して所謂アメリカン・プログ・ハードではなく
前述マハ美酒ヌ・桶ストラのような
ガチのジャズ・ミュージシャン達がロック市場を目指して
組んだと思われるウマウマのクロスオーヴァー

ただし
楽曲はほぼほぼ全編インストながら
テクニカルかつ流麗でスリリングなインタープレイも
ありがちなソロのエゴバトルに没頭しているワケではなく
おまいらホンマにアメリ圏のバンドかよと疑う程に曲調は多岐に渡り
バンドサウンドとして聴かせるべく繊細にアレンジされており
Aラスなどガラリと変わってアコギで奏でる欧クラシック調だし
あくまでもUK的なプログレッシヴ・ロックの範疇に入るよう
自重されている隠れ名作と言えま昇華

丁寧に描かれたジャケ画といい
いかにもPassportっぽい良質ながらも中途半端でB級な作品
だがそこがE

☆リアルタイムでの日本盤は無し

Linear Dance Medium
https://www.youtube.com/watch?v=jp7RS2qisUY
☆キング・クリムゾンを彷彿させる緊張感のありすぐるUSバンドとか
当時日本発売されていたら結構話題になっただろうに・・・


バンドはその後ニューエイジ・ミュージック方面に進み
グラミー賞にノミネートされるまでに成功したというが・・・知らん
んで
ななんとDavid Lewis氏は数週間前にお亡くなりになったらしく
アンブロージアを貼る時が来たのも虫の知らせだったのかなー 
合掌


<下>
アンブロージアのピラミッドを正しく設置し直した
ちゃんと耳がついて安定して立つように設計してあるのに感動する


アンブロージアの4th?
2021/06/24

      Ambrosia - One Eighty('80 Warner Bros.)

多分結構売れたアルバムなのかな
しかし
180って・・・
   ニッサンかっ 
      兄弟車かっ 
         デートカーかっ
            どこが真夜中の晩餐かいっ

音楽性もガチなプログレっていうより
デートカーみたいなより軟派路線になっていたのでした
解説がアンアンの編集者ってのもそれっぽい

あと
曲名もそうだけどアンブロージアは無駄に日本語化する傾向アリなのかな
(決して和訳でわ無い)


鍵盤やコーラスにちょいプログ要素の残り香を遺しつつ
時にスティーリー・ダンのようにしなやかに
時にドゥービー・ブラザースのように力強く
レイディオでのオン・エアやりもくオンリーで
細部まで緻密な気配りをされた職人的LA流プロダクション
何も構えず頭カラッポにして聞き流せる所謂AOR
これがアメリカン・プログレッシヴなんですね

と言っても
UKプログ勢の換骨奪胎が進んで(そもそも一旦死亡した)
この達観の境地に達するまではまだあと数年かかるワケで
アンブロージアこそ真にProgressive(先進的)なバンドなんじゃ〜
↑理屈が換骨奪胎


ピラミッド・パワー・プログレッシヴ・ロックの
2021/06/23

集大成にして頂点がこのアルバムだ!

 Ambrosia - Somewhere I've Never Travelled('76 
20th Century)

しかし20世紀レコードってのもあんま聞かないけど20th Fox系なのよね
そのせいかちょっとサントラっぽいふいんきの曲調が多い
アンブロージアは当時ロスでたった一つのプログレ・バンドだったらしい

もうジャケからして組み立て式ピラミッド!
サイズバランスや細部も巧く作られているギミックモノの傑作と言え魔性か
(ただしギミック・ジャケは米と日本だけ)
おまけに
内袋や帯にも事細かに三角形の意匠があしらわれ
放題がズバリ『ピラミッドの伝説』

でも
元の英タイトルや歌詞に特にピラミッドの事なんて
書かれていないのが気になるんだが・・・それは置いといて
あらん事にプロデュサーに英国からピンク・フロイド『狂気』を担当した・・・
ピラミッド男=アラン・パーソンズを起用キターー
なんとなくサントラてかもの語りっぽいのはこっちの要因もありそう

とにかく
もうピラミッドづくしじゃナイッスか!

当時
カミソリの歯をピラミッドの下に置くと切れ味が直ると信じられていたワケだが
このレコもいつまで経ってもカミソリのような切れ味のプログレ〜〜
・・・ってワケでもなく
今聴くと「これってプログレなのかな?」みたいな
透明感と叙情性のあるハード気味のAOR程度に感じる事しばし


時はまだボストン登場以前
産業ロックって単語も無いし
アメリカン・プログレはまだ胎動期だったのです

また
鍵盤のエコー感やコーラスの旋律が常に10ccを彷彿させるのは
10ccがAlan Parsons関連のバンドである事からであろう

ふぅ
一気二結論盤を貼っちゃったんでこの後どうしようかな・・・


しかし
ピラミッドの底辺って三角形で良かったんだっけ?
・・・と思ったら写真は組み立て方が間違っていましたわ
四隅を合わせてちゃんと四角錐になるのでした
(下に耳があって自立性を付けているという細かい細工がE)


そういやセバスチャン・ハーディー聴いてなかったな
2021/06/22

  Windchase - Symphinity('77 Infinity 写真はNexus International)


オーストラリアのバンドだし小生ほぼほぼUK限定進行だし

これはオーストラリアのバンドSebastian Hardieの3枚目とも言えるレコで
ウインドチェイスはこれ1枚のみのリリーッスで解散と思われ
ただし
プログレ支部員の夢ともいうべきプログのあらゆる要素を凝縮させた
美味しいとこ取りの優等生的最強作
もうこれ1枚あれば他は全部捨てて良し(て事はありません)

基本フュージョン寄りのウマウマジャズロック属性
ただしメロトロンも入りーの
ピンク・フロイドっぽいミュージック・コンクレートの導入から
壮大なケロディーの洪水でストーンなフィールに酔えたりーの
イエスっぽい神経質な華麗で急展開なテク至上主義も見せつつーの
割とポップな産業AORっぽい歌モノもありーの
クラシカルでアコースティックな古典様式美の伏兵も潜んでいながら
とっちらかった印象は無くアルバムとしての統一館もあるという
まさに無敵なのに何故続かなかったのか

そんな中!
奇妙なのはこのジャケットのアートワークだ
メキシコ型のピラミッドの前にUFOや異形の古代戦士が絡み
そこにアヌンナキはいるのかホツマツタエはどこじゃ的な
月刊ムーかエピックメタル寄りのぶっ飛んだファンタジーの世界観
この音楽性との関連がよくわからないてか
ジャケで損したんじゃねみたいな
(オレはジャケ買い)

ひとつ難を言えば
いくらフュージョン指向でもブラジリアン・ミュージックに寄り過ぎて
快楽的なジャズ・サンバの領域(エリア)まで行っちゃうと
それわもはやプログレッシヴ・ロックとは言えないような

あと
音楽的には南米っぽい展開を見せながらも
何故イラストは北米メキシコ型のピラミッドなのか?
ここも突っ込みドコロのゴキ兄もいそうだが・・・
甘い!
甘酢ぐる!!

Aラス曲『放浪のジプシー』を聴け
まさにメキシコの英雄サンタナの代表曲
『哀愁のヨーロッパ』を思わせるメロじゃナイッスか!
むぅ士郎
この項の裏テーマ バンドメイド的にも重要作と言え魔性か

でも タイトルはジプシーなんだよな
オーストラリアのバンドだし
最も受けてるのは日本みたいだし・・・
よくわかんねぇよ

https://www.youtube.com/watch?v=wrNe7auplFY


前述のRadar盤と同じ年
2021/06/21

'78年にリリーッスされた
  
   13th Floor Elevators - You Really Got Me('78 Austin)

こっちのジャケも禿しくピラミッド・パワー前回すなー
オリジナルの1$紙幣の画像の比率に忠実だし
もうHapshash And The Coloured Coat - Featuring The Human Host And The Heavy Metal Kids
みたいな伝統的なサイケコラの典型例って感じ


Austin Recordsってこれ1枚しかないから多分ブートなんだろうけど
テキサス・オースチンにあるレーベルなのかと思ってたら・・・
UK盤だった
マジでハプシャッシュ・アンド・ザ・カラード・コートなんとかなんとかが
デサインしてるのかもなー

曲目は
●You Really Got Me 
●Roll Over Beethoven 
●The Word
と全部カヴァーなんだけど
これをエレヴェイターズが演奏すると
見事にエレヴェイターズの曲になってしまうという恐るべき個性


お前このバンドが元祖プログレだって強弁してるけど
これぶっちゃけプログレちゃうやろ
・・・なぞとお思いのゴキ兄
甘い!
甘酢ぐる!!

背面でニック・ケント氏も語っているように
サイケデリックの始祖・伝道師ロッキー・エリクソンは
しばしば米国のシド・バレット(いや逆か)と言われ比較される対象なのだ
もしかしたら『Dark Side of the Moon』のジャケは
ルーツ13th Floor Elevatorsの影響下で出来たのやもしれず
(あくまで個人的想像です)

とにかく・・・
わかった?!

あと
当然トム・ヴァーライン/リチャード・ヘルへの影響も
綴られているのでし たっ

<下>
1stアルバムの裏面


やはり
2021/06/20

ピラミッド・パワー・ロックと言えば・・・

    The Thirteenth Floor Elevators -
    You're Gonna Miss Me('66 International Artists)

でしょ
精神の拡張をすべくあの奇妙に浮遊しまくるナチュラル・ジャグ・エフェクト
まさに最初のプログレッシヴ・ロック
プログレはここから始まったキリッ と言え魔性か
(あくまで個人的見解です)

You're Gonna Miss Me
https://www.youtube.com/watch?v=Ffa-smvT9ys

写真は'78年のRadar盤
向きを上下逆に貼っているように見えるがこれで正解
ディスクは緑色
ポスト・パンク以降のネオ・サイケ時代を開いた記念すべき再発だ
Radarはこの時期同時に同じInternationall Artistsレーベルの
The Red Crayolaの再発もしており
Stiff時代でのアクロンに取り残されたガラパゴス的なサイケデリックな
アーチスト達を掘り起こしたムーヴメントと連動している
そんな(テキサス)サイケ感覚がエルヴィス・コステロの2nd等にも
色濃く影響しているのが覗える


ただし
禿しく13回目位の外出なので・・・終了〜


<下>
アルバムもレーダーからの再発('78 外部では初再発)で揃えたいものでR


さて
2021/06/19

Pink floydの『狂気』繋がりで
ピラミッド・パワーとプログレッシヴ・ロックについて考察してゆきたい

てか
もう『ピラミッド・パワー=プログレ』と言っても良いかと


ピラミッドがテーマだったり
ジャケがピラミッドのアルバムなんて
この世にもの凄い数が存在するワケで
全部を追っていく事は到底無理な話だが
人はこの世の常識ではうまぐまく言えないようなモア〜っとした
計り知れない"神秘"の幻想世界に心を飛ばす時
音楽をもプログレスしてしまうものなのでR


前述オシビサのジャケを描いたロジャー・ディーン繋がりで

   Yes - Tales From Topographic Oceans('73 Atrantic)

地球の古代文明に焦点を当てたらしいこの2枚組・・・
おわかりいただけただろうか
遠方に描かれている海の底に沈んだメキシコ型ピラミッドが

日本ツアーの際に構想されたというこのアルバムの邦題は
『海洋地形学の物語』となっているが
その後与那国島付近の海底に超古代に沈んだピラミッドを思わせるような
海底都市/神殿のような地形がハケーンされたのは偶然とは思えない預言者っぷり
YesってホントはJesusなんじゃねぇの?


言いつつ
イエスの系譜については後日(1年後位)にまとめてやるのでここまで
(と言いつつFlashやBadgerについては済み)


桃風呂の狂気ばかりがピラミッドパワー系池沼として記憶されているが
ぶっちゃけこのYesのアルバムだって同年発表だという
さすがだ!

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